バリエーションVARIATION
素材にこだわり、生まれ変わった
至高のブリーフケース
職人の技術と、馬具由来のエッセンスを交えて仕立てるスマートなデザイン。技術と経験値を惜しみなく注ぎ込んだ「イノベーション」シリーズから、素材を厳選して至高のブリーフケースをお作りしました。
新たな本体の素材には、フランス最古のタンナーで鞣された「バラニール」と呼ばれる革を採用。タンニンの割合を多くしたコンビ鞣し、ワックスとオイルで仕上げています。
自然由来のシボがランダムに入り、バッグ1つ1つの表情が異なるのが魅力。摩擦や水に強く扱いやすい素材なうえに、使い込むうちに経年変化も楽しめます。
サイドとハンドルの革は、ソメス厳選のブライドルレザーを使用しました。馬具使用の基準で厳選したブライドルレザーは繊維が締まりしなやかな革。淡いブルームの表情と、オイルの艶やかな表情のコントラストが全体を引き締め、本体の革の風合いをより引き立てます。
鞍のサドルホルダーをハンドルに
新しいイノベーションで目を引くのがハンドルのデザイン。
鞍のサドルホルダーをハンドルに採用しています。
サドルホルダーとは、騎乗した人がバランスを取るために握るハンドルのこと。
初心者が慣れない動きに合わせて強い力で引いても耐えられるよう堅牢に作られています。
厚口のブライドルレザーと、革の芯を合わせた分厚い面は通常のミシンでは縫えないため、厚みある革でも対応できる馬具用のミシンで縫製します。
縫い合わせた後は鉋で面取りしてから機械でコバ磨き、そしてコバ塗り、金具と合わせて手縫いと手作業の工程を丁寧に重ねます。
「ソメスらしい馬具のモチーフ」というだけではなく、負荷の掛かりやすいハンドルだからこそ、馬具の堅牢さを活かした作りにこだわりました。
また従来よりも太めのハンドルは、スタッフから「持ちやすく、疲れにくい」という声も…。芯を革にしたことで使い込んでも伸びにくく、手に馴染んでゆきます。
木型で組み立て
「イノベーション」のブリーフケースを製作する上で欠かせない工程に「木型での組み立て」があります。フォルムの美しさを左右する成形の作業。革はひとつひとつ個体差があり均一ではない素材のため、職人の経験と感覚から生まれる緻密さに頼らざるを得ない重要な工程です。
コーナー部分には革を均等に折り込み、サイドの革を貼り合わせていきます。そのシワのない美しいコーナーの作りにも、職人の技とプライドが込められています。
工程の終盤では「スウィングミシン」と呼ばれる特殊なミシンを使い、通常のミシンでは縫うことができないこの特殊な形状のバッグを縫いあげていきます。
アームが360度回転するこの特殊なミシンは、まっすぐ等間隔ピッチで縫うだけでも難しいため、ソメスの工場でもごく一部の職人しか扱うことができないほど高難度の技が必要です。この高い技術が「鞄屋さんが作れない鞄」と表現する理由にもなっています。
外回りにも使いやすい
スリムなコンパクトタイプ
タブレットや手帳など、小さなアイテムをまとめる方におすすめなコンパクトブリーフ。内装生地は品あるグリーンの人工スエードで統一し、ポケットは全7箇所と豊富に揃えました。
馬具作りで培った「人命を守るための堅牢さ」「人馬一体を実現するための繊細さ」といったソメスサドルならではのものづくりが存分に活かされた一品。
上質な素材を熟練の職人の手で仕立てた新しいイノベーションは、あなたの魅力を引き立てる唯一無二の相棒になってくれるかもしれません。
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商品スペック
サイズ:幅360 高さ260 奥行50mm(※13.3インチPC対応)
ハンドル立ち上がり:110mm
重さ:約1100g
素材:牛革/内装-人工スエード
外ポケット(ファスナーポケット1)
内ポケット(ファスナーポケット1/オープンポケット5)
お手入れ方法
通常のお手入れは、柔らかい布を使用した乾拭きやブラッシングで表面の埃などの汚れを落としてあげるお手入れをおすすめいたします。革の表面に乾燥してきた感触がありましたら、レザーワックス(
SOK-06)もしくはレザーケアクリーム(
SOK-14)を、薄く全体に塗り伸ばし、乾いたらよく乾拭きをしてください。目立たない部分で少しずつ試しながら、全体に塗ることをおすすめしております。
※オイルやクリームで濡れている状態の革を強くこするとシミになる場合がありますのでご注意ください。
※革製品、および使用している染料は、消毒液等に含まれる《アルコール成分》に弱く、付着してしまうと色落ちの原因になります。充分に手を乾かしてから製品に触れるなど、取り扱いには十分にご注意ください。 span>