ブリーフケースのような
きちんと感を損なわないバックパック
多様化しているビジネスバッグの中で、手が空くバックパックは、アクティブに動くビジネスマンにとって心強いアイテムです。一方でブリーフケースに比べると、どうしてもカジュアルな印象を拭えません。
“ブリーフケースを持ったときと同じような、品格のあるバックパックをつくれないか。”そのような想いから、ソメスの代表的なブリーフケース「イノベーション」をベースに、素材とデザインにこだわった新しいバックパックに挑戦しました。
北海道産の上質レザー「キリコスタ」
「キリコスタ」は、厳選された牧場で飼育された100%北海道産の牛を原皮として使用。上品な印象を添える細かな型押しを施しました。使い込むうちにシボの凹凸も艶を増し、より奥深い表情をお楽しみいただけます。また型押しにより傷が目立ちにくいのもポイントです。
側面やハンドルなどの付属部分の革には、贅沢にソメスのダレスバッグ本体に使う、上質なタンニン鞣しの革を合わせました。
ソメス独自の技術で作る
立体縫製
バックパックの最大のポイントは、背負ったときの上品かつスッキリとしたスマートな印象。その印象を作りだしているのが、木枠での組み立てです。「イノベーション」シリーズの木枠を使用し、サイドの革を丁寧に貼り合わせていきます。革はひとつひとつ個体差があり均一ではない素材のため、職人の経験と感覚から生まれる緻密さに頼らざるを得ません。コーナー部分には革を均等に折り込み、サイドの革を貼り合わせ。シワのない美しいコーナーの作りにも、職人の技とプライドが込められています。
貼り合わせの後は、「スウィングミシン」と呼ばれる特殊なミシンを使用し縫いあげていきます。アームが360度回転するこの特殊なミシンは、まっすぐ等間隔ピッチで縫うだけでも難しいため、ソメスの工場でもごく一部の職人しか扱うことができないほど高難度の技が必要です。
仕上がりは、端正なケースのようにカーブの美しさが引き立ちます。見えない箇所ですが、鞄の中に縫い代が出ないのも、プロダクトの完成度を引き上げてくれます。
鞍のサドルホルダーを
ハンドルに
ハンドルは鞍のサドルホルダーをモチーフにしています。サドルホルダーとは、騎乗した人がバランスを取るために握るハンドルのこと。初心者が慣れない動きに合わせて強い力で引いても耐えられるよう丈夫に作られています。
持ち手は厚く堅牢な革芯を革で巻くため、特別な馬具用のミシンで縫製。革芯は使い込んでも伸びにくく、手に馴染んでいくのがポイントです。手間のかかるコバ磨きとコバ塗りも丁寧に作業し、端を手縫いで仕上げて強度を上げています。
「ソメスらしい馬具のモチーフ」というだけではなく、負荷の掛かりやすいハンドルだからこそ、馬具の堅牢さを活かしました。
スマートなフォルムながら
収納力をアップ
本体のフォルムは、底幅を少しだけ広げた台形型。見た目のスリムなフォルムをキープしながら、PCや書類、その他小物も納めやすいようにデザインしました。内装は仕分けしやすいように4つのポケットを設置。小物を入れやすいマチ付きの2ポケットと、大事なものを収納しておけるファスナー付きポケット、A5サイズが収納できる大きなポケットを設けました。
取り出す頻度の高いアイテムは、アクセスがスムーズな背面の外ポケットがおすすめです。
背面のクッションはメッシュ素材を採用。ムレることを防ぎ、背中の当たりも優しく設計しました。
ショルダーストラップは、家具用に使用される色落ちしにくい革を採用。柔らかいので肩の負担も軽減してくれます。
色は、汎用性が高く長く愛用できるシックなブラックをご用意。レザーの素材感とミニマルなスマートなデザインが上品かつ知的なイメージを演出してくれる至極のバックパックに仕上がりました。
関連ニュースはこちらから↓
ブリーフケースに替わる、ビジネスバッグの新たなスタンダード
商品スペック
サイズ:幅280 高さ390 奥行70mm
ハンドル立ち上がり(調節可能):85~90mm
ショルダーベルト:590~1100mm
重さ:約1200g
素材:牛革/内装-人工スエード/背面メッシュ-ポリエステル
外ポケット(ファスナーポケット1)
内ポケット(ファスナーポケット1/オープンポケット3)
お手入れ方法
通常のお手入れは、柔らかい布を使用した乾拭きやブラッシングで表面の埃などの汚れを落としてあげるお手入れをおすすめいたします。革の表面に乾燥してきた感触がありましたら、レザーワックス(
SOK-06)を、薄く全体に塗り伸ばし、乾いたらよく乾拭きをしてください。目立たない部分で少しずつ試しながら、全体に塗ることをおすすめしております。
※オイルで濡れている状態の革を強くこするとシミになる場合がありますのでご注意ください。
※革製品、および使用している染料は、消毒液等に含まれる《アルコール成分》に弱く、付着してしまうと色落ちの原因になります。充分に手を乾かしてから製品に触れるなど、取り扱いには十分にご注意ください。 span>