ビジネスの必需品名刺入れ。
自分の身なりやマナーと共に、好印象を与える大事なアイテムの一つです。
ビジネスで使うものですから、品良くベーシックなカラーとデザインがベターなのはもちろんですが、上質でちょっと目を引く特徴的なデザインの名刺入れを持っていたら
「素敵な名刺入れですね。」
と、思わず声をかけたくなります。
しかし、
素材や色、形…と数多くある中からなかなか良い一点を見つけられない、
買い替えを考えているけどどんなのがいいんだろう、と
いまひとつピンとくるものが見つからないという方に、ソメスの職人技を効かせた新しいアイテムをご紹介します。
革製の名刺入れといえば、両サイドに折り合わせのマチを合わせて縫製した形が一般的。
新シリーズ「レイヤー」では「積層」という技術を用い、一般の名刺入れとは全く違った見た目に仕上げました。
頑丈な革を何枚も重ねてしっかりと厚みを出し、その断面を研ぎ、磨きを繰り返して光沢感を出す「積層(せきそう)」という手法。
目を見張るような技術というより、研ぐ磨くという地味な作業を丁寧に丁寧に繰り返すとても手間暇のかかる仕事です。
ソメスではこれまでも、バッグのハンドルや「ドムス」シリーズの一部のアイテムでこの積層を取り入れています。
この積層で厚みを出し、名刺入れのマチに応用しています。
横からは、マチに革の折れ目がないのでケースのように見えますが、本体部分は革を畳んでコバがないように仕上げていて、まるで包んでいるかのように見え、とても不思議な感覚。
太目の糸で積層ごと縫い合わせることで、使い込んで革が馴染んできても型崩れしにくく美しいフォルムを保ちます。
また、マチ幅が口から底まで一定なので、名刺を多く詰めて不格好に膨らむこともありません。
シンプルながら上品な美しさにこだわった「レイヤー」。
「これでもか」という馬具メーカーの丁寧な仕事から生まれたソメスらしい商品です。
同じデザインで革を変え、2種類選べる異なった風合い。
実はソメスのブリーフケース「イノベーション」と同じ革の組み合わせです。
北海道原皮をコンビ鞣しした革に型押しを施し、上品な艶感を醸し出した「キリコスタ」verと、
フランスの高級タンナー「ディギャーマン」の美しい経年変化が楽しめる素揚げの多脂革「バラニール」ver。
ブリーフケースの付属に使われていた革も、それぞれの内装ポケットに合わせています。
1枚の革から鞄のパーツを裁断する際、状態が良くてもパーツが取ることができない、小さい端革がたくさん生まれます。
丹精込めて作られた上質な革を捨てることなく、少しでも価値あるものに変え活かす、ソメスなりのサステナブルの想いから生まれたアイテムです。
ソメスの細やかで丁寧な仕事と、上質な革で仕立てあげた新しい名刺入れ。
程よくソフトな本体革と、分厚い革を太目の糸で縫い合わせた積層のコバ面。
横からはハードケースのように、正面からは包みに見える。
これらコントラストの効いた名刺入れは、名刺交換の場でも興味を引く存在になりそうです。
「素敵な名刺入れですね。」
そう聞かれたら、このものづくりに込められたストーリーを少し語ってみてください。
モノ自慢の話ではなく、そのようなものに共感するあなた自身の魅力や考えを伝えるきっかけになるかもしれません。
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