お買いものポイントを貯めて、ここでしか手に入らないアイテムと交換ができるソメスクラブの「ポイント交換品」。
常時新しいアイテムの検討開発に取り組んでいますが、今回新たに「ミニレース鞍」と「ミニ乗馬鞍」が500Pの交換対象アイテムに加わりました。
▲左:ミニレース鞍、右:ミニ乗馬鞍 (いずれも鞍台付き)
ソメスサドルが創業以来つくり続けてきた「鞍」。ソメスサドルの“心臓”ともいえる商品です。
馬には多くの人を魅了する美しさがあります。馬に跨る騎乗者を手助けする馬具は、その美しさの大事な引立て役。さらには人と馬の命を預かるという重要な役割もあります。
安心安全のため妥協は許されず、全身全霊を注ぎ仕立てあげます。そこに現れるのは、道具としての美しさ。馬具屋としてのソメスの手ごころ、馬具の美しさを間近で感じていただけたら、とミニ鞍を開発しました。
サイズはレース鞍が140×130mm、乗馬鞍は140×150mm、それぞれ本物にくらべて約3分の1、約4分の1のスケールです。
小さいながらも、あおり革やシート部分、託革(たっかく)などは本物さながらの仕様です。
素材もほぼ同じものを採用しています。
ステッチワークやパイピング、コバ磨きなどは小さい分本物以上に丁寧さが問われる部分。細かい箇所も忠実に再現しました。
アブミは、バッグや財布のファスナー引手などで使用しているロゴ入りの金具を活かしています。
ディスプレイが目的の製品のため、より美しく見えるよう試行錯誤を重ねました。
企画チームが特にこだわったのが「角度」。レース鞍も乗馬鞍も、馬という生き物の背中の上で腹帯など他の馬具と組み合わせて安定させる、立体的な形をしています。
「置く」だけの状態で、馬装した角度と同じように見せたい。ミニ鞍自体の鞍辱(あんじょく=馬の背に当たる裏側)の面を調整したり、アブミの角度を調整したり。様々な試作を重ねて、一番良い角度を探しました。
同時に難関だったのが、鞍台の木部の角度。今回、鞍台は札幌の木工クラフト工房、チエモク様に特注製造を依頼しました。サンプル担当の職人が細かいリクエストを出し、それに応えてくださったチエモク様。両者の細やかなクラフトマンシップで完成したのが、ミニ鞍なのです。
チエモク様 オフィシャルサイトはこちら北海道産の木材を活かして、器やアクセサリーなどをつくっているチエモク様は、上川郡下川町で自ら林業の現場に関わることで、「森づくり」の活動にも注力されています。
鞍台に選んだ樹種は「ハンノキ」。カラマツやトドマツなどの成長が早い針葉樹メインの林業では扱われない木で、林の中に雑草のように勝手に育つ「侵入木」と呼ばれるそうです。
虫食いなども多いため、大きな家具よりは小物で活躍できるそう。古くは樹液からタンニンを採取していた木の一種でもあるらしく、革との親和性も感じます。
価値が低いと言われるハンノキを少しでも多く活用することで、林業自体や木工全体の価値も上がってほしい、と語るチエモク代表の小林さん。「消耗されている」面がある北海道の森が、そういった取り組みによってより持続可能なサイクルに変わっていくことを願っていらっしゃいます。
広大な森に対してはまだまだごく小さな規模ですが、チエモク様とソメスサドルのコラボレーションが、「北海道の森を守る」ことに繋がると嬉しいですね。
タンナーさんが革をなめすところから始まり、ひとつの革製品になるには、およそ1~2年。1頭の牛が生まれるところからでも5年程度でしょうか。
一方、林業と木工は50~60年要するのはふつうのことで、長ければ300年規模にもなるサイクル。当たり前に存在する「森」への見方が少し変わったような気がします。
今までも、そしてこれからも北海道で馬具づくりを続けるソメスサドルだからこそ実現した、「ミニレース鞍」と「ミニ乗馬鞍」。
ぜひ、その目その手で感じてください。
ソメスクラブ会員のポイント交換品、「ミニレース鞍」「ミニ乗馬鞍」は500ポイントで交換が可能です。ネットショップにてお求めください。
おすすめの記事
RECOMMENDED
CATEGORY