ソメスサドルが長年培ってきた素材を選ぶ眼、技術を活かして、「レザー折り紙」ができました。
鞍をはじめ、手綱や頭絡、アブミ革や腹帯など、様々な馬具づくりを続けてきたソメスサドル。それぞれ必要な役割のある道具のため、大きさや構造はもちろん、使う革の種類も様々なものから選び抜いて使い分けています。
例えば、鞍のシート部分は柔らかい革、体重がかかるアブミ革は厚くて丈夫な革、など。
そんな素材選びの豊富な経験と、異なる革を合わせて製品にする技術を最大限に活かし、新しい製品ジャンルの開発を続けています。
「おうち時間をより豊かに」というコンセプトでつくってきたインテリアアイテムやデスクアイテムに加え、実際に遊ぶことができる「革のおもちゃ」を企画開発中。
ぜひ今後の新作にもご注目ください。
今回ご紹介する「革のオリガミ」は、革を薄くスライスする「革漉き」技術で試行錯誤を重ねて実現しました。
多くの種類の革は、紙のように薄くすると強度が失われて簡単に破れてしまいます。薄く漉いても破れない充分な強度の銀面※があり、なおかつ折って形付けられるしなやかさ、この二つを両立した条件を見つけるのに、何度も失敗を繰り返しました。
最終的に行き着いたのは、馬具や家具で用いる堅牢度の高いタンニンレザー。表面加工をほとんど施していないので、革らしいシワや色ムラがあるのが特徴です。革本来の自然な姿を存分に楽しむことができ、経年変化で艶が増す、育て甲斐のある革です。
紙に比べると少し固く折りづらい感触はありますが、出来上がった姿はふっくらと立体感があり、革独特の艶が光を反射し輝きます。革でつくる「鶴」や「馬」の小さいながらに醸し出される存在感は、和のテイストだけに留まりません。玄関やお部屋、インテリアスタイルを問わずアクセントとして活躍してくれます。小さなトレーや封筒にして、革のぬくもりを感じていただくのもオススメです。「兜」や「ひな人形」を折ってもいいかもしれません。
※銀面…毛や表皮を除去し、なめされた革の表面のこと。
日本古来の文化、礼法、遊びである「折り紙」。
1枚の正方形から、一折り一折り指先によって出来上がるかたちは無限大です。言葉を超えたコミュニケーションツールとしても活躍する「ORIGAMI」は、海外の方へ、進学や進級の記念に、結婚式などの縁起物として等、様々なギフトにぴったりです。
革の「オリガミ」に触れた瞬間の特別感は、紙のそれよりもきっと大きいはず。
「革の面白さ」を知っていただくきっかけになってほしいと願いを込めて。
NEW ITEM
ソメスのNEWシリーズ「ドムス」
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