明治以来、北海道の開拓を支えてきた馬、そして馬具づくりの技術。
この技を守り、受け継ぎ、世界のマーケットに通用する馬具をつくろう。
こうして馬具職人が集まり、頂点を目指すべく新たな挑戦は始まりました。
創業以来から守り続けてきた「道具屋としての誇り」と、
学び続けてきた「本物」を造る心。
先人の技と知恵を受け継ぎ、ものづくりに丹精を込める。
毎日の作業の中で生まれる小さな発見を新しい技の創造に繋げ、
今日も私たちはお客様に愛される製品をつくっています。
CRAFTSMANSHIP,
SINCE 1964.
HISTORY
かつて炭鉱で栄え、人口5万人に迫る街だった
北海道歌志内市は、
石油へのエネルギー転換が
すすむにつれて人口が減少。
そうした中、新しい企業誘致の一環として
1964年にソメスサドルは誕生しました。
1964
新たなる挑戦
北海道歌志内市にてソメスサドルの前身「オリエントレザー株式会社」が創業。製造した馬具をアメリカへ輸出することが目的で創業しましたが、時代の変化とともに販路を国内へと転換。
1985
頂点を目指して
SOMMET(頂点)+ SADDLE(鞍)
社名をソメスサドル株式会社に変更。
「SOMÈS」ブランドを商標登録。馬具づくりで得た技術を活かして、バッグや革小物を自社ブランドで製造し販売を始めました。
1989
平成の天皇「即位の礼」にて使用される
馬車具一式を納入
1995
砂川ファクトリー、砂川ショールーム開設。
創業から約30年、老朽化した歌志内工場から職場環境の改善のために砂川ファクトリーを、自分たちの作ったものを自ら販売するために砂川ショールームを。
2005
京都迎賓館落成に併せ革製品を納入
2006
初の東京出店
青山店開設。路面店として初めて東京に出店。
2008
北海道洞爺湖サミットにて各国首脳に贈る記念品として、大統領など首脳にはダレスバッグ、ファーストレディーにはハンドバッグを製造しました。
メイドイン北海道を表現するため、内装には漆の技法を使ってアイヌ文様を入れました。
2010
札幌店開設
2011
千歳店開設
2017
銀座店開設
2019
令和の天皇「即位の礼」にて使用される馬車具一式を納入
2019
心斎橋店開設
2022
名古屋店開設
MAKING
ソメスサドルは創業以来、
製品づくりをハンドメイドでおこなっています。
単なる「道具」ではなく、時を経て
ますます愛着の湧く製品づくりを目指し、
製造に関わる工程を
全て一貫して行っております。
STEP1
企画は、修理を想定して設計します。
試作をつくり、幾度も改良を重ね、納得したものを造る。
革製品づくりすべてにおいて共通の工程です。
STEP2
素材は、ひとつとして同じものがないため、
一枚一枚の「個性」を見極めなくてはいけません。
繊維の方向、堅牢の差など部位の特徴を見定め、裁断します。
STEP3
製造は、ベテランの職人と若手が組んで、3〜4人のチームで進めます。
多品種少量の生産体制を実現するため、職人はあらゆる工程を経験。
自然素材を扱う中で、自身の「進化や挑戦」の楽しみが生まれます。
STEP4
販売は、つくり手の想いをお客様へ、お客様の要望をつくり手へ伝える
「架け橋」です。ソメスサドルのスタッフがいるお店は全国に11店舗。
商品に愛着をもっていただけるように、日々お客様と向き合っています。
STEP5
修理は、ものづくりの大切な工程のひとつ。
製品の誕生を知っているからこそ、修理の質もあがります。
そしてお客様の声を聞き、再びものづくりに活かします。