ビジネスの相棒、ブリーフケース。
「ビジネスカジュアル」スタイルがメジャーになりつつある時代でも、特にステータスの高い方々からは、第一印象を決定づける場において誠実な印象を与えてくれる「ブリーフケース」が根強く支持されています。
日々のハードワークに耐えられても、くたびれて擦れたナイロンでは好印象を与えることはないでしょう。
また、見た目のデザインを重視しすぎて、その場に相応しくないスタイルになってしまっては、かえってマイナスイメージを与えてしまうこともあります。
いうまでもなく、質が高く、機能性とデザイン性を兼ね備えたバッグは好印象を添えてくれますし、また、そんな上質なバッグを選べるセンスを持つ人こそ、「デキる男」になっていくのかもしれません。
やっぱり、見た目が与える印象は、信用に大きな影響を及ぼしますし、それにより、良い機会に恵まれるのも事実です。見た目によって生涯収入に差が出るという結果も報告されているくらいですから。
馬具をつくりつづけて半世紀以上。
人馬一体を叶え、人馬の命を守るための最高の馬具を作るんだという想いと技は、今も脈々と受け継がれています。
特にハードに使われがちなビジネスバッグこそ、その想いと技を発揮できるソメスサドルの腕の見せ所なのです。
その中でも、長くご好評をいただいてきた「イノベーション」シリーズ。
この度、より上質な素材とつくりにこだわったリニューアルを行い、さらなる至極の一品へとブラッシュアップされました。
シンプルなデザインに込めたパーツ一つ一つにも、機能性に配慮した馬具屋ならではのこだわりがあります。
▶︎太く堅牢なハンドルは馬具のデザインを採用
目を引く特徴的なハンドルは、馬具の鞍に使われるサドルホルダーのデザインを採用。
サドルホルダーのつくりに倣い、普通のミシンでは適わない厚手の革を、馬具用のミシンを用いて太い糸で縫い合わせる強固なつくりになっています。
従来のハンドルよりも太く、「手に馴染んで持ちやすく、疲れにくい」という声をよくいただきます。
▶︎内装ポケット位置を工夫し数を増やした
ファスナーは底の方まで開くフルオープン仕様。
荷物の出し入れが容易になるのはもちろんですが、鞄を大きく開いたときに革をできるだけ歪めないための工夫です。何年も傷みにくく美しいフォルムを維持できるよう配慮した結果です。
内装にはグリーンの人工スウェードを採用しました。あなたをさらに高貴で上品な雰囲気へと引き立ててくれるでしょう。
さらに上質な革の表情を損なわないよう、ファスナーをはじめ金具はすべてブラックニッケルで仕上げています。
イノベーションはバッグのサイズに合わせた専用の木型を使い、革を叩いて曲げ、貼り合わせて成形するところから始まります。
▶︎木型に合わせた成形。バッグごとに専用の木型がある。
フォルムの美しさを左右する成形の作業。
革はひとつひとつ個体差があり均一ではない素材のため、職人の経験と感覚から生まれる緻密さに頼らざるを得ない重要な工程です。裁断されたパーツを順に縫いあげれば出来上がりというわけではありません。
コーナー部分は革を均等に折り込み、サイドの革を貼り合わせていきます。
そのシワのない美しいコーナーの作りにも、職人の技とプライドが込められています。
工程の終盤では「スウィングミシン」と呼ばれる特殊なミシンを使い、通常のミシンでは縫うことができないこの特殊な形状のバッグを縫いあげていきます。
▶︎「スウィングミシン」での縫製。本体をぐるりと一周縫い上げる。
アームが360度回転するこの特殊なミシンは、まっすぐ等間隔ピッチで縫うだけでも難しいため、ソメスの工場でもごく一部の職人しか扱うことができないほど高難度の技が必要です。
私たちスタッフが「鞄屋さんが作れない鞄」と表現する理由がここにあります。
このバッグには、馬具作りで培った
・人命を守るための堅牢さ
・人馬一体を実現するための繊細さ
といったソメスサドルならではのものづくりが存分に活かされているのです。
新たなモデルでは素材も一新。
胴革は柔軟性とハリ感を併せ持つ、コンビ鞣しの革を型押しに。
実はこの革の原皮には、厳選された牧場で飼育された100%北海道産の牛を使用しています。
そして、側面やハンドルなどの付属部分の革も贅沢に、ソメスのダレスバッグ本体に使う、上質なタンニン鞣しの革を合わせました。
基本のお手入れは乾拭きやブラッシング、乾燥が気になってきたらケアクリームやワックスでのケアがおすすめ。
使い込むうちにシボの凹凸も艶を増し、より奥深い表情をお楽しみいただけます。
馬具づくりで培った技術でつくるビジネスバッグ。
上質な素材を熟練の職人の手で仕立てた新しいイノベーションは、あなたの魅力を引き立てる唯一無二の相棒になってくれるかもしれません。
このバッグを持つご自身の姿を想像してみてください。
もしかして、その想像したお姿は「デキる男」に映っているのではありませんか?
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